法然寺 【住所】香川県高松市仏生山町甲3215 【電話】087-889-0406 【料金】無料（涅槃像を拝観する場合は大人一人350円） 松平家の菩提寺　荘厳な雰囲気に圧倒されます 仏生山公園のほど近く、古くてとても立派な寺院が見えたのでふらりと立ち寄ってみました。 法然寺は法然上人が住んでいた生福寺の遺跡を、高松藩祖松平頼重公が復興し、代々の菩提寺としたそうです。何気なく見に行ったお寺がこんなにすごいなんてビックリ!!　なにしろ敷地が広大で建物もどれも古く、歴史を感じさせます。なんでこんなにすごいお寺なのに、観光客が一人もいないのでしょう。すごくふしぎな感じです。 （左）二尊堂の天井にたっくさん下げられている灯篭。厳かで不思議な感覚になります。 （右）おさるが引っ張っているのは鐘楼門にかかっている「平和の鐘」。こんな鐘楼も自由に鳴らせます。 苔むして角が丸くなった石段をさらにのぼっていくと、松平家の歴代墓所に出ます。ここが仏生山の頂上になるそうです。 みつば葵の御紋がついたお墓が並んでいます。でもこの形の墓石は見かけたことがありません。珍しいですね。 （右）書院の隣にある寺宝展示室。見ているのは頼重公の陶像の台座だった「龍」。 本堂のご本尊阿弥陀如来もゆっくり拝観することができます。でも、このお寺で圧巻なのは三仏堂に安置されている「讃岐の寝釈迦」といわれる寝涅槃像です。お堂いっぱいに置かれた52類の彫像に圧倒されてしまいます。京都や奈良なら、間違いなく観光名所になっているでしょう。 拝観は本堂門を入って左にある、受付で３５０円を払います。受付ではブザーを鳴らさないと受付の人が出てきません。積極的に拝観を進めている雰囲気ではありませんので、勇気を出してください。３５０円の１０倍払っても納得の内容です。 家の近くにこんなところがあったなんて。香川は奥が深いなあ。絶対のお薦め！ 戻る